青年よ祖國を救え
(平成22年)
荒木弥三郎
日本人は、縄文、古事記・日本書紀、万葉集などの今日に至る日本という国の持続において、森羅万象、天地自然の中で生きとし生けるもの、山川草木一切衆生すべて等しく生まれ(Godによって創られたのではない)、そして死し、その大自然の風景へ還る。お盆には先祖の霊を迎え、正月には神社へ行く。死者も生者も互に魂の行き交いの中にある。死者の肉体の霊(魄)はその家のお墓で、無名戦死者の方々は千鳥ヶ淵戦没者墓苑で、それぞれお祭りしてきた。
国事に殉じられたすべての方々の心、精神の霊(魂)は、この日本の神代以前から日本人が培ってきた伝統、文化、日本の国柄に基づき国靖かれと願い、靖国神社にお祭りしてきた。海に、山に、まだ帰らぬ方々も、子孫なくして戦死された方々も、また、靖国で会おうと誓った方々も、靖国神社をよりどころとされている。
靖国神社を忘れるとするならば、日本の歴史、伝統、国柄を破壊することである。祖国日本を呪うことである。
「祖国を呪う青年をつくれ。そうすれば革命が成功する」というレーニンらに洗脳されてはならない。