中・韓反日教育の愚 ― 恩を仇で返す ―
(平成17年)

後藤 和美

最近になって、中国の反日教育がようやく日本のメディアに取り上げられるようになった。それは今日起こったものではない。むしろ「触らぬ中国に祟り無し」とばかりに、日本人がわざと封印し、見て見ぬふりをしてきた事実である。
日清・日露戦争から大東亜戦争終結までの間、武士道精神のもとに、規律を最重視する日本軍が、今日韓国・中国で国家的洗脳に利用されているような残虐非道な行為を、為したはずが無いのである。むしろ彼ら自身が内面的に有している、お家芸とでも言うべきサディズムの転嫁に他ならない。卑劣というよりは、幼稚この上ない。そのような手段を用いなければ、治めることが出来ない国家であることの証である。自国の正しい歴史や、それが位置する全体構造としての世界史をまったく教えられる事無く、日本への憎悪だけを増幅させられた一般国民らにとって、反日行動は、唯一のカタルシスなのである。
日常の生活の場においても、隙あらば人に言掛りや難癖をつけて、ヒステリックになり、ましてや何でもかんでもむしり取ろうとするなど、少なくともこの日本においては、常識ある大人のすることではない。子供でもそんなことはしまい。いったい誰の犠牲のおかげで、白人支配から免れて独立し、基礎インフラの整備が出来て今日があると思っているのだろう。
日本語の、とても適切な言い回しを教えて差し上げたい。
「恩を仇で返す」である。

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