精神的去勢の総決算たる靖国問題
(平成14年)

堀岡忠敏

板垣会長並びに中田実行委員長の憂国の至情と信念ほとばしる力強い御挨拶を拝聴しながら、日本人ここに在り≠痛感いたし、第二回大東亜聖戦祭に参加の栄に浴し得て、感動を新たにいたしました。
私は板垣会長御挨拶の中で御指摘の戦後57年目を迎える今日なお、靖国問題に喧々諤々の日本の姿が世界の国々、とりわけ戦勝国の連中にどの様に映っているであろうか。
靖国問題は日本人にとって歴史の問題であると共に心の原点の一つでもあった。
マッカーサーは驕る武力を背景に、国際法無視の東京裁判を断行して自ら描いたストーリー通りに裁判を演出し、時の日本の指導者の方々を処断し、更に日本に侵略の濡れ衣を着せて日本人に対する精神的去勢の基礎固めを行った。その結果義務教育の場においては道徳教育が排除され、真正な歴史教育が消され、国旗・国家を無視、そしていま靖国問題を国民の話題の俎上に乗せて日本人の精神的去勢の総決算が企まれている事は明白である。
今日この精神的去勢の核となっているのは他国と内通する左翼イデオロギーを軸とした反体制グループである事は「つくる会」の新しい歴史教科書の採択の公正が侵害された事実が雄弁に物語っています。靖国問題は最も心すべき問題であり、超党派の衆参両議院でつくる「みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会」の益々の発展を祈ります。
最後にあたり中田実行委員長が護持会員は平均年齢80歳を超え物故者多く将来の大碑護持を憂え、何とかせねばならぬと青年塾を発足すべく告げられました。全く時宜を得たことであり、この実現を心から期待する次第です。

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