建国記念の日に当りて
(平成21年)
大東亜聖戦大碑護持会会長、元参議院議員
板垣 正
建国記念の日に至り、御即位20年を迎えられた天皇・皇后両陛下の御健勝を祈り、皇室の御繁栄を祈念申し上げます。
平成の年代も21年目を迎え、我が国をめぐる内外の情勢は、重大な転機に際会しております。
世界は、いまや米国から端を発した百年に一度と称せられる経済不況の深刻な事態に直面しています。
我が国もその影響下に、懸命に打開の道を求めていることは申すまでもありません。
しかしながら、我が国の場合、根元的な国家存立の基本について、覚醒を迫られていると申さねばなりません。
われわれが、聖戦大碑のもとに、かねてから強く主張してきた、歴史の真実を明らかにして、日本国民の名誉と誇りを回復することこそ急務であり、内外にわたる危機克服の道であります。
戦後60余年、今こそ戦後体制を見直し、国の基本を確立すべき時であります。
「聞きこそ好機なり」と言われます。今こそ、本来の日本人の心を取り戻し、先人の偉業を継承するとともに、世界の日本として、光輝ある発展を期し、同志の決起を期待します。