靖國参拝堂々と
(平成16年)

大東亜聖戦大碑護持会会長、元参議院議員

板垣 正

小泉首相は、本年の元旦、靖国神社に参拝しました。総理就任以来、四度目の参拝です。
日本国内閣総理大臣が、靖國神社に参拝し護国の英霊に対して、慰霊と感謝の誠を捧げることは当然であり、国家存立の根本と信じます。
小泉首相が、昭和60年以来、16年間も途絶えていた、総理の靖國参拝を復活させ、ともかく継続していることは、率直に評価します。
しかし、小泉首相が言う「年に一度、日は定めない」参拝が、果たして総理の靖國参拝に相応しいのか、となると、あくまで変則的な参拝というほかありません。
やはり、小泉首相の公約である8月15日として、春秋の靖國神社例大祭に、正々堂々参拝してもらいたい。心ある多数国民の期待であり念願であると信じています。

ところで、小泉首相に変則的な靖國参拝を強いているのは、中国や韓国の反対に対する配慮です。しかし、中国、韓国の非難攻撃は変わらず、中国は、両国首脳の相互交流を拒否しています。
例によって、野党はじめ反対勢力は、それに同調迎合して、小泉内閣を追及しています。しかし小泉首相は、「中国の言うことを聞いて参拝を止めることが日本の国益に」合致するとは考えないと一歩も引かないのは流石です。
内外のきびしい情勢のもとで、戦後体制を見直し、国の基本を確立すべき重大な岐路に直面しています。
いまこそ、東京裁判史観の呪縛から脱し、わが国の歴史に対する誇りを取戻すべき時です。
靖國神社に鎮まる250万英霊の尊厳と我が国の名誉を守り抜く道こそ、国家再生の道と信じます。憲法改正も漸く政治日程に上りつつある今、さらに決意を新たにして前進を期待したいと存じます。

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