ニューヨークで愛国心目覚め
―日本よもう一度立ち上がろう―
(平成17年)
在ニューヨーク
金森 陽子
私は平成13年(2001年)9月の同時多発テロが起こる3ヶ月前からニューヨークに留学しました。そしてこの事件が観光気分だった私に愛国心を目覚めさせるきっかけとなりました。
私は生れて以来メディアを疑った事などありませんでした。しかしテロ後、日米における情報操作の存在を知りました。米国内はテロを真珠湾攻撃の様だと国民の闘争心を煽り、カネ儲けの戦争へ突入させ、日本国内はブッシュに友人だと言われたと国民をおだてて血税を叩きイラクでの非人道的な大量殺人の手助けと尻拭いを率先しました。この行為は米国報道を肯定したに等しく私は在米邦人として本当に情けなかった。私は自分の無知を恥じ、歴史を再勉強し米国人に反論しました。在留邦人は公私を問わず「日本は米国の属国だ」「仕方がない」と初めから諦め、無抵抗に米国に追従していました。
平和を愛しテロにおける3千人の被害者に涙し、報復戦争を手伝う前に、大東亜戦争に於て原爆・無差別爆撃で自国民100万人以上の大虐殺を我国に行った米国に刃向う気概をなぜ持たないのでしょうか。この摩訶不思議な思考回路こそ現代日本人が洗脳されている疑いのない証拠と言えるでしょう。私たちは無思考につめこみ教育を受け、一生懸命働き、その利益を米国に奉仕する為に生きているのでしょうか。私たちの子供達を米国の下僕にする為に懸命に働き塾に入れ、良い学校や会社に入れるのでしょうか。なぜそれしか道がないなどと他に手段はあるのに思考停止して諦めようとするのでしょう。これは心理学にある「無力感と自信は経験によって学ぶ」という法則にしたがった行為によるものなのです。例えば鎖に繋いだ犬に痛みを与え続け逃避不能であると覚えさせると、鎖を外して痛みを与えなくても逃げようとしなくなるのです。この法則に従い、有色人種は白色人種に逆らうことなど不可能と思いこまされていたが、日露戦争から大東亜戦争を機に日本人に奮い立たされるまで何百年も奴隷だったのです。しかしその日本人のなした偉業も終戦後、再度米国によって洗脳され我国は周辺諸国といがみ合わされ、去勢され、米国に漁夫の利を与え続けるようにと仕向けられて居ります。
しかし諦める必要はありません。なぜなら、この法則は無力感同様、自信の習得も可能と約束しているからです。これを読む皆さんは自虐的な同胞に、真実の核ある日本人としてもう米国離れをしなければならない、アジアを解放した日本人にはそれが出来るという事をどの様に説いて行けばいいか思案して下さい。
相手が持っている間違った情報を逐一否定して反感を買う必要はありません。まず日本人がどれだけ優秀であるか立派であったかを教えてあげ自信を覚えさせて下さい。米国に大多数の都市を焼かれ、国内外220万人以上の方が亡くなり資源も食料もないドン底からわずかの年月で智恵のみを武器に他国に恨まれるどころか愛される経済大国になった国など日本以外にない事、そして日本帝国がなければ今のアジア、アフリカの独立はなく私たちも奴隷であった事を教えてあげて欲しいのです。自分勝手な米帝国の悪事を暴き意見し世界の新しい調和の為に立ち上がれるのは大虐殺を受けた日本だけなのであります。そのためにはまず米国が何をしてきたかの歴史認識を国内外に広め、それを武器に経済、軍事、食糧の米国離れを「しなければならない」又「日本は絶対にそれができる」のです。なぜなら私たちは鎖を自ら食いちぎった世界唯一の民族であるからです。米帝国による自由と民主主義を助長し、世界を拝金主義化し、それによる文化環境破壊で私たちの子孫がテロの対象となったり、汚染で自らの首を絞める前に私たちはもう一度立ち上がらなければならないと思います。
「仕方がない」と言うのを止めましょう。「諦める」のを止めましょう。我が子がアメリカナイズ社会に殺された時ではもう遅いのです。