辞世書
(平成11年)
元関東軍参謀・歴史家
草地 貞吾
天は幸いにも余輩にこの一文を草するの時間を与えた。
時に平成十一年十月七日午後九時三十分である。
徳富蘇峰先生は昭和三十二年九十五才の長寿をもって逝去されたが
その憂世の筆硯は天地と共に生き
「わが天寿の尽きること早きに過ぐ」
との嘆声を残されたと聞く。
不才のわれにその識見と知能のあるべくもないが
乱筆をもって今生のお別れとする。
辞世歌
大東亜 大御戦(おほみいくさ)は 万世の
歴史を照らす 鑑(かがみ)なりけり
ただ祈るは御皇室の御安泰と大東亜戦争(正当論…中田註)の復活のみ。
その意味からも、北越金沢の地に聖戦大碑の建立を見ることは欣快の至りである。
戦友各位へ
多年にわたり、御懇情を賜れた先輩・後進同志、戦友の皆さん。
本当に有難うございました。