狂者の言
(平成14年)
弁護士
南出喜久治
我が国は病んでゐる。その病巣は、憲法の偽りと教育の歪みである。これが青少年にも伝播し、我が国はさらに重篤に至る。この悪循環を断ち切って皇国が再生するためには、現行憲法の思想と東京裁判の歴史観を全否定して帝国憲法を復元させ、教育の淵源としての教育勅語へと回帰する「祓庭復憲」の運動と実践しかない。耳当たりの良い憲法改正論や教育改革論では我が国は絶対救へない。
異端、極論と評価されることを恐れるな。激動期には、「狂者の言」にこそ正統性と正当性が与へられる。
在り来たりで袋小路に入った憲法論や教育論に惑はされることなく、透徹した論理と卓抜した勇気をもって救国の志士を一人でも多く青年塾から排出されんことを期する。