目を覚ませ日本人!!
(平成18年)

在ブラジル日系二世

村崎 道徳

何故、日本人は正道を主張しないのだ。日本にはアジア解放のための戦争という大義があったではないか。
未曾有の犠牲をはらいアジアを解放した日本ではないか。誰憚ることなく声を大にしてその実績と事実を世界に向けて叫んでしかるべきだ。
私に言わすれば歴代の首相は井の中の蛙の殿様だ。外交を知らない、何でも謝れば物事はうまく解決して外国人は日本人を偉いと評価すると勘違いしている。

外国育ちの立場から進言する。外国人は、日本人の考え方と「性分」がまったく違う事を肝に銘じて理解せねばならない。断わっておくが、彼らが悪いのではない。また悪口でもない。
生まれつきの性、弱肉強食(西洋の幾世紀の流転)の中で彼らは自ずと自己を主張し戦わなければ忽ち他人(他国)から征服され抑えつけられ哀れな生活を、国も個人も繰り返した歴史の事実がある。つまり攻撃は防御なのだ。ごり押して日本企業を乗っ取っても彼等は正当であり勝ちを収めたことなのだ。
ごり押しに負けた日本人と日本企業が交渉の技術に負けたことになる。現在も国家的戦略を立てて日本に襲撃して来る外国の現実を日本人は見誤ってはならないということだ。
日本人の人生観、自然の中に神の命を観、お互いに貴方と私と譲り合って共に生きましょうという尊い共存の思想は、彼ら外国人には子供臭くて幼稚で、12歳以下にしか見えないのだ。だからマッカーサーは日本人を12歳と言ったのだ。
然らば、それだけの外国人に対して日本人はノーと言うべき所はノーと言いながら外国と仲良くして行く術(君等と仲良くしてやるぞという強気外交)が、日本人一人ひとりの外交の基本中の基本だと私は警告したい。
今の日本人の弱腰外交は外国に付け込まれ馬鹿にされ利用されるだけだ。
昨年の事だが、支那人や欧米人が終戦60年を祝うなら、日本人もアジア解放60周年奉祝祭典を大々的に東京で開き、南アジアの国々の盟友を呼んで独立建国の祝いを、日本主導で行えば良い。日本がアジアを解放した厳然たる事実を日本自ら世界に宣言するのが当たり前の外交ではなかろうか。
次に、日本に感謝すべきことが甚だ多いにかかわらず、難癖ばかりをつけて威張り散らし人道を弁えない支那や朝鮮へのペコペコするお付き合いは即刻止めて、日本に好意をもつ東南アジアの国々と緊密な絆を築くことこそが日本が活きる最大で緊急を要する外交の課題だと思う。

また、日本人の民主主義について考察すると、日教組と進駐米軍の合作で進めた戦後教育の成果は日本人を無責任と言う飴玉の上に胡坐をかかせ、国の事より自分を主張、自分の権利ばかりを優先的に言い張るがらくた民主主義を日本人に定着させた。しかも世界共通の民主主義に育ったと反省もなく日本人自身が持参している馬鹿なことだ。
第三者の観点から見れば信用ガタ落ちの民主主義だのに、今の日本人はそれに気付いていない。

日本人は此のまま、尊い国を護った明治以来の戦前精神を学ばねば、祖国は遠からず五等国以下の哀れな国に成り果てるのだ。
現在既に五等国の状態である。おびただしい非道な犯罪をみればよい。また、極めつけは自国民を外国(北朝鮮)に攫われて首相小泉も国会議員も及び腰である。
実際なれば国交断絶か宣戦布告と言うことろだ。しかし小泉はノコノコ朝鮮まで出向いて話し合って制裁はしないと約束した。馬鹿も休み休み言うものだ。これ即ち五等国以下の現象の現れでなくて何と言うべきか。外国育ちの日系外人は情けなくて意見をかきながら、血が逆流する。嗚呼祖国日本には一握りの武士もいないのか。戦後この方六十余年日本の行方を見守り続けて来られた靖国の御英霊に日本人は何と答えようというのだろうか。

HOME