日本を世界のモデル国家に
(平成18年)

ブラジル日系二世

村崎 道徳

平成の御代も18年を迎えました。
この一年を振り返ります時日本を取り巻く環境は、外もうちも良好とは言えない状態です。
その中で、何よりも喜ばしい明るいニュースは、紀宮様の御成婚でございました。
新年にあたり皇室の弥栄を祈り、合わせて
黒田慶樹様と紀宮様の門出を祝福して新年のお慶びを申し上げます。
私たち日系人は、日本の皆様と共に力を合わせて人類の平和のために頑張りたいと思います。
さて、私の主張ですが、私たち日本人が先年先の未来に立って、今現在の祖国日本を見ると仮定しますとき自ずと日本人は如何に行動すべきかが分かります。愛する祖国日本のため、唯一かけがえのない地球に住む人類のために、正しい道を、天皇を戴く日本人が武士道の精神に立ち返り、神武建国の理念に立ち返って、日本国を世界のモデル国家に創り上げねばならないと思います。それが、子孫に残すための、現代に生きる私たちの責任ではないかと思います。遥かブラジルの地より、人類のため、祖国日本のため、一日も早く日本人の正しい自尊心の快復を祈らせて頂きます。

〔付〕

この度の日本訪問で、日本の国土全土から仄かに湧き上がる清い精を感じました。皇居をはじめ、東京の街並にも、遥かな山々にも、日本独特の清い精を感じた次第で御座います。
何故だろうかと思いながら旅を続けていましたが新幹線に乗って京都を過ぎるとき遠い山並みと、山かげに堕ちる夕陽を見ながら、武将楠正成父子も、又その家来も、麗しき山々を見ながら運命に生きたのだ。私は、夕陽をその京都の町並みで見たとき日本国を護り運命に生きた武将が(悠久の日本民族が)見たであらう其の目線と現代に生きる私の目線が結びあう瞬間であることに気が付き、この上なき喜びと勇気が湧きました。日本のいずこにも、美しい山や川の景色があり悠久の昔から太陽を仰ぎ見てこの日本の国土に生かされて暮らした祖先の鎮魂の旅を続けさせて頂きました。身に余る歓びで御座いました。
日本の国に生きたご先祖様が世界に比類ない勇気と知性と和を貴ぶ日本民族を育てて下さいましたことに、心から感謝しながら。

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