取り戻したい日本の道徳律
(平成14年)

ブラジル日系二世

村崎 道徳

遠くブラジルから日本をみておりますと、いよいよ日本は問題が山積みしてきたようです。例えば首相の靖国神社参拝問題、日本の歴史教科書に対する中韓の度を越した干渉。この問題は国内問題にもかかわらず、一部の左翼や日本国内の反日マスコミがわざわざ中韓側と提携して騒動を煽っているようです。心ある日本人は国際外交の基準を踏まえ、断固筋を通しはねつけねば、将来、後々まで外国から難癖を付けられ馬鹿にされ続けるでしょう。
戦後50余年、日本転覆を狙う日教組の赤い魔手が、誉れ高い日本の道徳武尊の教育を打ち壊し、日本人の道徳心をぼろぼろにさせた。今ここで心ある人々が社会道徳を再建し、再び素晴らしい世界に誇る日本人の道徳を取り戻さねばならない。世界人類はそれを待ち望んでいるのです。その事実のエピソードをここに紹介しましょう。

勤勉で道徳豊かなそして勇気があって正直な、戦前の日本移民を現代ブラジルの傑出した政治家、故マリオ・コーバス前サンパウロ州知事は、今上陛下が伯国をご訪問された折の歓迎の挨拶で、「日本移民は日本国がブラジル国に与えた最大の『プレゼント』です」と、日本移民の勤勉と道徳、そして勇気は、我が国民の鑑であると賞賛してお礼を述べました。

ところが戦後の日本は、先にも述べた日本転覆の野望に燃えた共産党及び左翼の赤い文化人や日教組に教育現場の実権を握られ、子弟教育に最も大事な修身教育は奪われ、教育勅語の教えは敵視され、反逆と野放図な教育を50余年現在まで続けてきた。その結果、日本人の社会道徳は狂い、若者の道徳心は見る影もなく地に堕ちた。日本の子供たちは世界で一番心の狭いイジケタ心に育ち、臆面もなく自分より弱い者を殺すまで平気で苛める心情が育ったのです。それは迂闊にも日本人が、日教組や共産党及び左翼の主張に「妥協」した結果であります。結果が見えた今、私達は遠慮することなく、速やかに学校現場に教育勅語の教えを復活させ、修身教育を施し国際化時代の今、世界に範を示す日本精神をもった子弟を育てなければならないと思います。今は亡きマリオ・コーバス氏の言葉に応える為にも、世界の人々から尊敬される立派な日本人を育てなければならないと思います。

ところでもし、どなたか私の主張する「教育勅語」や「修身教育」に古臭いと違和感をお持ちの方がおられるとすれば、それはとりもなおさず貴方も戦後アメリカや赤い教員に洗脳されている証左。日本に誕生した教育勅語の趣旨と、修身教育の真髄こそは、人類を慈しみ育てる太陽の様な教えと諭してあります。この太陽の様な教えで育てられた国民とその国は幸せそのものに栄えます。これは二世である私自身が人種のるつぼ、多民族国家ブラジルの国で、世界中から来た各国移民の子弟と親しく交わって体験して得た結論であります。国際的に外国人の中で育ち国際感覚の先端を行く私、村崎に本当のことを言わせて下さい。
この世界で一番古いのは太陽です。太陽こそは万物を活かす源であり合いがあり、真理があります。
貴方もお手に取って、世界最強の「道徳国家日本」を育てなければならないのです。

日本の方hあ、戦後アメリカ式民主主義の教育で日本人の何処が変わったか、説明できますか。
現在の日本人の良いところは戦前からあったところの常識です。
変わったとすれば、自由民主の自我を主張するに長けたところでしょう。
主張は結構、だが主張の裏に責任がなければならない。
戦後の教育は責任感が抜け落ちているようです。

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