これ程日本が悪者にされて黙っておれない!

日本をまもる会会長、大東亜青年塾塾長
中田 清康


 日本の歴史教科書もマスコミも、日本が一方的に朝鮮半島を植民地支配したとし、韓国も北朝鮮も、朝鮮総督府は「日帝三十六年」のシンボルであり、「七奪」つまり国王・主権・土地・国語・人命・資源・姓名この七つを奪ったとして批判を続け、韓国近代史は韓国人が如何に「日帝」と英雄的な戦いをしたか、という叙述ばかりになっています。本当はそうではありません。

一、「国王を強奪された」と言いますが、日韓併合は無血革命だったのです。

 日韓併合条約を見ればわかる通り強奪説はウソです。日本が韓国を取ったのではなく、日本と韓国が「同君合邦国家」になったのです。大英帝国やオーストリア・ハンガリー帝国の例の通り、どの合邦国家でも強い方が君主になるのが当然なのです。李王朝の王様は合邦後日本の皇族待遇になりました。これは世界史的に異例な事です。では何故併合したのか?我が国が手をこまねいていたら朝鮮はロシアに取られ、日本の存立さえ脅かされることになったのです。それが当時の現実です。

二、「主権が奪われた」と言いますが、当時の朝鮮には主権が在りませんでした。

 朝鮮は、統一新羅以降一千年以上にわたって中華帝国に所属していて、朝鮮国王の位は中華帝国の廷臣より低く、中華は朝鮮の国王・太子・王妃を勝手に変更でき外交権も中華に在った、つまり全く主権のない国だったので、日本に奪われたと批判するのは無理なのです。むしろ日本との合邦によって中華帝国の属国から列強の一つである日本の国民になり主権が拡大したのです。

三、「土地が奪われた」と言いますが、土地調査で土地の利用価値を高め発展の基礎を築いた。

 日本は莫大な予算をつぎ込み土地の所有者を確定し面積・価格・地形等を調査し、土地所有者百八十七万人余が確定しました。その土地の価値は誰かに売るか何かを生産しないと所有する意味がありませんが、李朝時代には利用価値の低かった土地が、国土開発計画により鉄道・道路・港湾建設等の社会基盤整備や治山治水・土地改良が行われたことで半島の発展に大貢献をしたのです。

四、「国語を奪われた」と言いますが、日本語と朝鮮語および漢文を教えたというのが史実です。

 李朝の世宗はハングルを作った名君と言われていますが、彼は朝鮮が勝手な文字を作ったとして宗主国・明の機嫌を損ねないように発表しませんでした。その後も民間に広がらず無学の者や婦女子の文字として蔑視されていました。しかし日本併合後に漢字ハングル混じりの文章体系がつくられ、一村一校運動とあいまってハングルが普及しました。「日程三十六年」は国語を奪ったのではなく与えたのです。進歩的朝鮮人が朝鮮語使用の全廃を主張した時、南総督がそれに反対して国語である日本語と、朝鮮語および漢文を教えたというのが歴史的な事実なのです。

五、「人命を奪われた」つまり朝鮮人を大勢殺したとの批判は事実に反します。

 彼らの言う東学党の乱による多数の死者とは、李朝に対する反乱に宗主国の清が介入した時のもので、東学党側の死者は李朝の官軍と清軍との戦闘による者と、東学党の内ゲバによるものなのです。また併合前後に起こった義兵闘争に対する憲兵・警察の弾圧で多数の死者が出たと言いますが、義兵の実態は住民の支持のない匪賊だったのです。農民から略奪する匪賊を討伐するのは当然の行為なのです。逆に医療制度が確立されて衛生状態が良くなり乳幼児の死亡率は激減し、米の生産が倍増したので一千万の人口が二十五年後には二千二百万に増えたのです。

六、「資源を奪われた」つまり日本が収奪したと言うのも事実ではありません。

 日本は当初地下資源が豊富だと評価し、欧米列強も李朝時代末期に採掘権を得て採掘しましたが、併合後の調査で瀝青炭も鉄鉱石もたいしたものでなく、満洲事変以後は満洲から輸入しました。それで赤字になった朝鮮の鉱山を日本政府が補助金を出して支えたのです。禿山国土に植林し、鴨緑江に東洋一と言われた発電所をつくり、産業を興し、立派な工場を建設しました。

七、「創氏改名で生命よりも大切にしていた姓を奪われた」と言うのは捏造です。

 もともと氏や姓がなく新羅時代になって一部の貴族が唐の皇帝から中国風の姓をもらって姓を持つようになり、次の高麗朝になって両班以上も姓をもらったのです。モンゴルの元が興ると貴族はモンゴル名に改名し元が滅びると漢姓に戻しました。彼等は「唐の皇帝からの賜姓やモンゴル名への改名は善で日本の創氏改名は悪だ」と言っているのです。逆に日本の創氏改名(強制でない)によって人口の四割を占めていた賎民に初めて姓が許されたのです。名実とも日本人になるため、競ってこれに応じたのが当時の現実であり、日本名にならなくてもよかったことは洪思翊(こうしよく)氏が陸軍中将にまでなっていることでわかります。その他多くの実例があります。

彼らの一方的で勝手な言い分だけを鵜呑みにしてはなりません。彼等はあらゆる面で日本に感謝すべきです。正しく歴史を主張しましょう。

HOME