大碑建立10周年に想ふ
(平成22年)

日本をまもる会会長、大東亜青年塾塾長

中田 清康

光陰矢の如く、大東亜聖戦大碑建立から早くも10年の歳月が流れた。
終戦後、厚顔無恥なる欧米侵略強盗連合は自らの罪科を棚にあげ、裁判と言へぬ茶番劇、極東国際軍事裁判なる荒唐無稽の復讐をなし、正義日本を近隣諸国に大被害を与えたとして侵略国呼ばわりをした。全くバカバカしいにも程がある。

イギリスは300年前にインドなど、オランダは350年前にインドネシアなど、フランスは200年前にインドシナなど、アメリカは100年前にフィリピンなど、それぞれ侵略し搾取し苦しめて居る。ロシアに至っては侵略の大常習犯である。
これらの大泥棒共が、近隣諸国を侵略どころか助けている我が国を侵略国として裁いた。盗人猛々しいとはこのことであろう。我が国が人類平等、差別撤廃、八紘為宇の聖戦をなしたことは戦後の結果を見れば論ずるまでもなかろう。

しかるに、ここで最も残念と言うより馬鹿げているのは、日本劣化謀略にやられたNHKをはじめとする諸報道陣の報道姿勢が欧米におもねり戦前をすべて悪とし、又それに媚びて政治屋共も時流に便乗し、日本の正義を主張する事ができぬ情けなさである。

戦後教育と報道に脳洗浄された者達は無理ないとしても、とりわけ悪い奴は戦前日本の良さを十分に知りながらそれを言はぬ利己主義、時流便乗で高位高官になった戦前を十分知る大正生まれの者共である。
一例を挙げるならば、大勲位受勲のN、及びそれに取り入って旭日大綬章まで受けた元関東軍参謀の故Sなどその代表格であろう。Sはソ連抑留中、わが草地貞吾先生に「いいかげんにソ連の言う事を聞いたらどうか」と言いに来た事がある、スターリン万歳の時流便乗利己主義者である。
N、Sの様な愛国心なき利己主義者共がのさばっているため、歴史無知の首相が毎年8月15日、日本が悪をなしたと馬鹿げた謝罪、反省を為し、誇りなき祖国となり腐敗堕落鬼畜に劣る犯罪激増を生み、この国家、英霊、祖霊、又戦った私共への大冒涜に対し、私は腹立ちで居たたまれぬ思ひの毎日である。

日本再生がよく叫ばれる。再生とは死んだものを生き返らせることである。
戦前日本は全く正しかった。これを伝へ日本を生き返らせるための大東亜聖戦大碑護持会運動の使命は実に重大である。
祖国の誇りを取り戻す正気発祥の拠点運動として永久に続けねばならぬ。

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