義を取り戻せ
(平成21年)
大村 万集
米国発金融危機により経済大国日本も翳りを見せてきたが、これはまだ始まりに過ぎない。
戦後、我々は知らぬところで奪われ続けた。
だがそれも間もなく我が国の富が尽きることにより終ろうとしている。それが昨今の窮状の正体だ。
理を失った理由は儀の喪失にある。だから生き延びるためには義をとり返すしかない。
では、失った義とは何か?
それは大東亜戦争における我が国の正当性だ。
迫りくる危機の根源はそこまで遡らねば分からない。戦後日本は連合国の謀略により侵略者の汚名を受け国民もそれを信じているものが多い。つまり今の金融危機とは先人の名誉を売り金儲けにのみ邁進してきた戦後日本への天罰なのだ。
義を取り返すため、日本人が長い間目をそむけてきたことに今こそ向き合う時が来た。