何という事だ!!
(令和4年)
大村 万集
本日、安倍晋三氏暗殺という衝撃的な事件がありました。
筋金入り右派の多い当会では批判される事の多い安倍氏でしたが、私は本当に国民の幸福を考えているのに、
しがらみが多すぎて苦悩している人として好意的に見ていました。
多くの人が財務省のウソに気付きつつある今、もう少し待てば安倍氏が本当にやりたかったことは出来た筈。
その機会を永遠に奪ってしまった今回の出来事はもう本当に言葉になりません。
今回、針原さんが「消費税廃止」を旗印に選挙を戦っておられますが、安倍氏も実は消費税を撤廃したい人でした。
それこそが国民の幸せへの一番の近道だから。いつの日か針原さんが安倍氏とタッグを組むような事もありえたのです。
今回の件に関して、参考までに当ホームページ内にある私の平成30年の記事
「今、安倍政権を救わねば日本は終わる―森友/加計問題の謎を解き、窮地の安倍政権を救え―」から引用
(一部加筆、改変)します。
(以下引用)
2012年12月 第二次安倍政権発足
2013年中 安倍氏は財務省に消費税10%への増税を約束。財務省は安倍氏を支援。
アベノミクス好発進。2013年後半〜2014年前半までGDP増加。
2014年4月、(安倍氏は嫌だったが)消費税5→8%に増税(次は2015年10月10%へ増税予定)
2014年11月、7-9月期GDP速報値発表。大方の予想に反してマイナス成長。
安倍氏、アベノミクスをもってしても消費税8%下では景気悪化すると認識。
衆院任期切れ(2016年12月)まで待つと政局不利と判断し直ちに解散総選挙を決意。
併せて消費税増税延期(2015年10月予定を2017年4月に)を発表。
財務省怒るが景気付帯条項の撤廃で何とか妥協してもらう
(2017年4月にはどんな不景気だろうが消費税10%にしますから許して下さい!)。
(しかし安倍氏、胸の内で景気は上がらないだろうと予想し、憂鬱に)。
2014年12月 衆院総選挙。自公圧勝だが結果は改選前とほぼ同じ。
(その後の景気は安倍氏の予想通り回復せず)
2016年5月 、安倍氏、ここまでの景気動向から消費税10%への増税はデフレ悪化をもたらすと判断し、消費税増税再延期を表明(2017年4月予定→2019年10月に)。安倍氏の予想外の行動に財務省激怒、安倍氏排除を決意。
2017年2月 森友問題表面化
2017年5月 加計問題表面化
(引用ここまで)
しかし、これらのスキャンダルがしょぼすぎて安倍氏の政治生命は終わらず。そして‥
とにかく2016年5月の安倍氏の「消費税増税再延期」の決断には驚きました。
それまで私は彼を財務省の犬だと軽蔑していたのですが、
この時の一件で「我が身を投げうってでも国民に尽くす」という決意を持った人だと認識し、
尊敬すべき人と認識を変えました。
しかし、一方で財務省にこんな喧嘩をうってしまった安倍氏に大変な事が起きるのではないかとハラハラしていました。
ところが、出てきたのはモリカケ問題という拍子抜けするようなチャチな問題で、
この人は本当に清廉に生きてきたのだなと思わせてくれたくらいです。
さて、あの容疑者は孤独な暗殺者オズワルドと良く似ていますね。彼は単独犯なのでしょうか?
しかし、それも含め、今後彼の背後をどれだけ洗おうとも、真相に辿り着く事が不可能なのは確かです。
これで日本がデフレから脱却出来る日も大きく遠ざかりました。
本当に残念です。そして何もかもが悲しすぎる。本文