「躾」が不在で人は野獣になる
(平成22年)

蓮坊 公爾

前橋市立桃木小学校では、頭髪の薄い男性教諭を名指しで「校内放送で嘲笑」した生徒が多数いた。
こうした行為を見咎めたこの先生は、「土下座」をさせ反省を促した。・・・
これは、きわめてまっとうで何等非難されるべき行為ではない。にもかかわらずこの学校の校長、何を血迷ったのか、問題児の父兄の家庭を訪問、「不適切な行いだった」と謝罪したのである。世の中には、血迷った人間(教育者)もいるもんである。

今後、慢心した少年の心は、自己本位の行動を求め、悪事を繰り返すことになるかもしれない。
ここは、叱るべき時を見失った教育者の悲劇を見る思い。と同時に、覚醒されるべき性格を否定された少年の為にもならぬ悲劇ですらあると気付くべきであった。

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