平成27年度 大東亜聖戦祭挨拶
(平成27年)

大東亜聖戦大碑護持会会長、元航空幕僚長
田母神 俊雄

本年は大東亜戦争が終わって70年目になります。しかし70年経ってもなお我が国では戦勝国アメリカの歴史観があまねく国民を覆い、日本悪玉国家論が大手を振って歩いております。戦前の日本は好戦的で侵略戦争をしてアジア諸国などに大きな迷惑をかけたというものです。その様な歴史観のために我が国は今なお国を守る法律さえ十分な整備が出来ておりません。世界の国はみんないい国だから、日本が戦争を仕掛けなければ戦争は起きないと信じている人たちが多いのです。このような人たちには、今目の前で起きている中国の尖閣諸島への進出も見えていないのです。安保法制が戦争法案だと野党第一党の党首までがわめきたてているのです。

歴史は戦勝国が作ります。日本が悪い国だったというのはアメリカが占領下であらゆる手段を使って日本国民に押し付けた嘘なのです。我が国は古い歴史と優れた伝統をもつ素晴らしい国です。15世紀ぐらいから始まった白人国家の植民地主義に対して、我が国は止むを得ず立ち上がったのです。それが大東亜戦争でした。大東亜戦争が始まる時点でアジアの独立国は日本とタイだけでした。それが今はほとんどの国が独立国になっています。日本が戦った結果なのです。白人国家の植民地主義に終止符を打ったのは大東亜戦争における日本の戦いであった。これは世界の歴史学者が言っていることです。世界史の中で人種平等の世界を導くために我が国は歴史的な役割を果たしたのです。もしあの時日本が戦わないという選択をしたならば、私たちは今頃白人国家の植民地で悲惨な生活を強いられていた可能性が大きいのです。私たちの今日の自由で豊かな生活があるのは、あの大東亜戦争を戦ってくれた先人の方々のおかげなのです。

私たちは靖國神社や全国の護國神社などに眠る英霊の皆様に感謝しなければなりません。そして英霊の皆様が目指した、世界から尊敬される自立した強い日本を造り上げなければならないと思います。大東亜戦争は、正に聖戦だったのです。

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